Global Reporting Initiative(GRI)は9月3日、ドイツで最大の証券取引所、フランクフルト証券取引所を運営するDeutsche Börse Group(ドイツ証券取引所)が、GRIガイドラインの指標を用いてDAX® の構成企業に対するESG・サステナビリティ情報の開示状況調査を実施したと発表した。
DAX® インデックスはドイツのフランクフルト証券取引所に上場している大手30企業から構成される指標だ。ドイツはユーロ最大の経済市場であることを考えれば、DAX® はヨーロッパの投資家にとって最も重要な指標だと言える。
ドイツ証券取引所は2010年よりGRIの主要支援メンバーの一社として、世界65カ国以上、約600の組織と共にGRIのサステナビリティ報告を推進してきた。
また、同社はドイツ企業のサステナビリティ及び非財務報告の推進にも熱心に取り組んでおり、現状、ドイツの上場企業には非財務情報の開示義務はないものの、2006年以降、上場企業に対してサステナビリティ報告を推奨してきた。
同社はSTOXX ESG Leaders indicesなど幅広いサステナビリティ・インデックスを提供しており、つい最近もサステナビリティ情報の開示に関するガイド「Best Practice Guide」を発行したばかりだ。
ドイツ証券取引所のCR責任者を務めるJulia Taeschner氏は「ドイツ証券取引所はサービス志向の市場オーガナイザーとして、資本市場における透明性の向上に向けた取り組みを通じ金融市場の経済的成功と安定性の確保に務めている。また、その中で我々はステークホルダーや投資家のニーズに常に耳を傾けている。我々は投資家に対して高い透明性を提供することにコミットしており、GRIの支援はとても役立っている」と述べた。
ドイツ証券取引所は自社のウェブサイト上にDAX® 構成企業のサステナビリティ情報に関するオンラインポータルを公開しており、このポータルが透明性を担保する重要な役割を果たしている。
【リリース原文】FOSTERING ESG TRANSPARENCY(GRI)
【企業サイト】Deutsche Börse Group(ドイツ証券取引所)
【参考ページ】Market Overview SRI
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