フランス・エコロジー移行・地域結束省、農業・食料主権省、フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)、フランス規格協会(AFNOR)は3月1日、国定の「アンチ・フードロス」マークを発表した。一定の条件を満たした流通・小売事業者や卸売事業者が店頭へのマーク添付を申請できる。
フランスでは現在、毎年約900万tの食品が廃棄されている。政府は、サーキュラーエコノミー化を目指す廃棄物対策法の中で、2025年までに流通と給食の分野で、2030年までに消費、生産、加工、商業給食の分野も含め、食品廃棄物を半減させるという目標を掲げている。
今回のマーク制度は、2段階で導入する。まず、流通・小売事業者を対象に、共通の基準を遵守していれば、店頭にマークを付与できる。基準では、食材仕入れから販売、フードバンクへの寄付等までの観点が盛り込まれ、特に、廃棄物を出さないための仕入・在庫管理)と、食品アクセスを広めるための売れ残り品管理等に重点を置く。マークは、三ツ星で表示される。第2段階では、農業・食品事業者や商業ケータリング事業者にも基準を適用し、マーク申請が可能となる。
政府は今回、マークによって、店舗を差別化するとした。
【参照ページ】Bérangère Couillard dévoile le « label national anti-gaspillage alimentaire »
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