欧州委員会の国連持続可能な開発目標(SDGs)検討会議「SDGsに関するハイレベル・マルチステークホルダー・プラットフォーム」は1月10日、初会会合を開催。EUとして取り組む優先事項として、SDGsへの長期的な資金動員手法や進捗報告手法等を進めることで合意した。
同プラットフォームは、政府、企業、NGO、国際機関等幅広い声を反映し、EUとしてSDGs達成に向け取り組む事項を検討するため設置された。議長は、フランス・ティマーマンス欧州委員会筆頭副委員長。他の委員には、産業界からは業界団体Confederation of European Business(BusinessEurope)事務局長、エネルCEO、ユニリーバCEO等。NGOからはトランスペアレンシー・インターナショナル、世界自然保護基金(WWF)、SDG Watch、Birdlife、European Youth Forum等。また、国際統合報告評議会(IIRC)やCSR Europeも委員に加わっている。さらに、世界銀行、国連開発計画(UNDP)、European Sustainable Development Network、欧州経済社会評議会(EESC)等の国際機関もオブザーバー参加している。
EUは、SDGsへの取組として、現在のEU政策への統合と、2020年以降の各分野政策の2つを並行して進めている。後者では、欧州委員会が2017年、2030年までの政策骨子「Towards a sustainable Europe by 2030」を発表。2018年後半に正式に採択する予定。今回のプラットフォーム会合は、同制作骨子について他分野関係者からの合意形成の一環として行われた。
【参照ページ】Sustainable Development Goals: first meeting of the Commission's high level multi-stakeholder platform
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