国連総会第1委員会(軍縮・国際安全保障)は11月1日、自律型致死兵器システム(LAWS)に関する新たな決議案を賛成多数で承認した。今後、国連総会での協議に入る。
自律型致死兵器システム(LAWS)とは、AI等を活用し、人間の関与なしに自律的に攻撃目標を設定することができ、致死性を有する「完全自律型兵器」を指すと言われている。
同決議案では、LAWSに関する懸念に国際社会が対処していく必要があると認識。国連事務総長に対し、特に、人道、法的、安全保障、技術および倫理、武力行使における人間の役割の観点からの見解を盛り込んだ報告書を、第79会期の国連総会に提出するよう求めた。さらに、国際機関、地域機関、赤十字国際委員会(ICRC)、NGO、アカデミア、産業界からの見解を報告書の附属書として提出することも求めた。
同決議案の賛否は、賛成164、反対5(ベラルーシ、インド、マリ、ニジェール、ロシア)、棄権8(中国、北朝鮮、イラン、イスラエル、サウジアラビア、シリア、トルコ、アラブ首長国連邦(UAE))。
【参照ページ】First Committee Approves New Resolution on Lethal Autonomous Weapons, as Speaker Warns ‘An Algorithm Must Not Be in Full Control of Decisions Involving Killing’
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