Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】Verra、ブルーカーボンで「海洋炭素ワーキンググループ」発足。日本からの委員なし

 国際的なカーボンオフセット基準管理団体米Verraは9月13日、ブルーカーボンのメソドロジー拡大で「海洋炭素ワーキンググループ」を発足した。4月に新設を発表し、委員の公募を行っていた。

【参考】【国際】Verra、ブルーカーボン手法拡大で「海洋炭素ワーキンググループ」新設。委員募集(2023年4月24日)

 Verraは2020年9月、ブルーカーボン分野で初のメソドロジー「VM0007 REDD+ Methodology Framework(REDD+MF)」の改訂版をリリース。マングローブ、海草、塩性湿地等の沿岸湿地による炭素隔離・貯蔵でのブルーカーボン創出に道を開いた。2021年5月には、同メソドロジーに基づくVerified Carbon Standard(VCS)での第1号のカーボンクレジット登録が実現している。

 今回のワーキンググループでは、大藻養殖、海底マネジメント、海洋アルカリ性強化、電気化学的アプローチ、栄養塩施肥、人工湧昇、人工湧下等でのブルーカーボンのメソドロジー開発を進める。そのため、専門的な意見を収集し、モニタリングや検証手法等も含め堅固なアプローチを検討する。

 さらに作業部会、VCSプログラムのモニタリング・検証や、プロジェクト・バウンダリーの設定等、基準関連の追加的なアプローチも検討していく。海洋ベースの炭素プロジェクトの開発とスケーリングの成功に関連する機会、課題、リスクも評価する。

 今回の選定された委員の所属機関は、海洋管理協議会(MSC)、サウスポール、コンサベーション・インターナショナル(CI)、環境防衛基金(EDF)、米イエール大学、中国の海南大学、英プリマス海洋研究所、セールスフォース、プランブルー等。日本の官民は、ブルーカーボンの創設に力を入れているが、日本からの委員はいなかった。

【参照ページ】Verra Launches Ocean Carbon Working Group

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。