国際サステナブル・ツーリズム普及イニシアチブTravalystは7月25日、ホテル業界のサステナビリティ国際団体サステナブル・ホスピタリティ・アライアンスとの間で協力協定を締結した。
Travalystは、2019年にサセックス公ハリー王子が設立。現在、グーグル、ブッキング・ドットコム、エクスペディア、スカイ・スキャナー、トラベル・ポート、トリップ・ドットコム、トリップ・アドバイザー、アマデウス、VISAが加盟している。
Travalystは、旅行バリューチェーンの各有力団体とのネットワークを構築し、エコシステム全体でのサステナブル・ツーリズムの統合に動いている。
1月には、国際航空運送協会(IATA)との間でパートナーシップを締結。航空ルート毎の二酸化炭素排出量の算出とデータ共有を進めている。また、6月には、出張業界団体グローバル・ビジネス・トラベル協会(GBTA)ともパートナーシップを締結し、持続可能な出張の在り方について共通見解を定めている。
【参考】【国際】IATAとトラバリスト、航空旅客のCO2算出で協力。SAFも考慮。サステナブル・ツーリズム(2023年1月14日)
今回のサステナブル・ホスピタリティ・アライアンスとのパートナーシップは第3弾となる。共通の測定方法を固め、消費者の積極的な選択を後押しすることを目的とする。サステナブル・ホスピタリティ・アライアンスは3月に「Pathway to Net Positive Hospitality for the Planet」の第2版も発表しており、その際にもTravalystと協働していた。
【参考】【国際】国際ホテル業界団体、ネット・ポジティブ戦略発表。認証創設や共同実証プログラム(2023年5月22日)
今回Travalystは、新型コロナウイルス・パンデミック以前は、観光・旅行業界が、世界のGDPの10%以上、雇用の10%以上を占めており、海外旅行する観光客数は2030年までに年間18億人に達するとの予測を紹介した。
【参照ページ】Leading alliances announce innovative partnership to increase knowledge sharing and harmonise measurement in the global hospitality industry
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