重電設備世界大手仏シュナイダーエレクトリックは6月21日、欧州での住宅用ヒートポンプで、パナソニックと協働すると発表した。パナソニックのヒートポンプ式温水暖房機「Aquarea」と、シュナイダーエレクトリックのエネルギー管理ソリューション「Wiser」を統合ソリューションとして提供する。
両社はまず、英国で同ソリューションを実証導入。Aquareaは、大気中の熱を集めて水を温めるため、化石燃料が不要。また、欧州では、温水を家庭用暖房にも利用することが多く、部屋の暖房としても活用できる。そのため、従来型の暖房との比較で、二酸化炭素排出量とエネルギーコストを削減できる。さらに、Wiserを通じ、部屋毎の温水制御を行うことで、持続可能で高いエネルギー効率を実現する。
WiserとAquareaは、アプリやインターネットブラウザ経由で、各部屋の暖房モニタリングや制御が可能。居住者の不在時や、暖房不要な状況に応じ、エネルギー消費量削減ができる。
シュナイダーエレクトリックは、総合エネルギーマネジメント・ソリューションを企業や政府機関に提供する事業で大きな存在感を発揮している。パナソニックは、2018年10月から「Aquarea」の欧州での生産を開始。今回、シュナイダーエレクトリックのサプライヤーとして組み込まれることで、販売拡大を狙う。
【参照ページ】Schneider Electric and Panasonic partner to make the future of residential heating smart and sustainable
【画像】パナソニック
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