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【アメリカ】VolunteerMatchとLinkedInが提携、NPOのプロフェッショナル人材採用を支援

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世界最大のオンラインボランティアネットワークVolunteerMatch(ボランティア・マッチ)と世界最大のビジネスソーシャルネットワーキングサイトLinkedIn(リンクトイン)は6月16日、NPOの人材採用を支援するためのパートナーシップを締結したと発表した。

今回の提携によりLinkedInに登録している3億人の会員がVolunteerMatchのボランティアネットワークとつながり、NPOはスキルを持ったボランティアやボードメンバーの採用に向けてLinkedInの豊富な人材データベースにアクセスできるようになる。

また、LinkedInの会員も自身のスキルを生かしたボランティア機会やNPOのポストを容易に見つけることができるようになり、NPO、LinkedIn会員の双方にメリットがある形だ。

LinkedInは世界200カ国、3億人の会員を擁する世界最大のビジネスソーシャルネットワーキングサイトで、米国シリコンバレーを拠点として日本やヨーロッパなど世界の主要都市にオフィスを展開している。一方のVolunteerMatchは、10万のNPOと150のネットワーク・パートナーを擁し、年間1200万人のアクセス数を誇る世界最大のオンラインボランティアネットワークだ。

Linkeinは今年の初めに同サイト会員向けにボランティアの仕事を提供するLinkedIn Volunteer Marketplaceを開設して成功を収めていたが、今回の提携により更に充実したプラットフォームが創設される予定だ。

今回の提携にあたっては、プロダクトマネージャーとエンジニアによる共同チームが、VolunteerMatch.orgに掲載される全てボランティア案件が自動的にLinkedInにも掲載されるような技術を協力して開発したという。

VolunteerMatchの代表を務めるGreg Baldwin氏は「スキルを持ったボランティアはすでにNPOを支える不可欠な存在となっている」としたうえで、「我々はLinkedInと協力し、社会的意義のある活動を行う団体が、彼らの必要とする才能やスキルを持つ人材を見つけるのに協力できることを誇りに思う。シリコンバレーの全てのパートナーシップがコミュニティを最優先する必要はないが、我々がその一つとなるのは光栄なことだ」と述べた。

また、LinkedIn for Goodの代表を務めるMeg Garlinghouse氏は「ボランティア・セクターに対するもっとも多い誤解の一つは『地域コミュニティのニーズを満たすために働きたいと考えている人はあまりいない』という思い込みだ。実際はその真逆で、LinkedInだけでも100万人以上のプロフェショナルが、プロフィール上で自らのスキルをボランティアやNPOのために使いたいと表明している。我々はVolunteerMatchと協力し、こうした人々の期待に応えられることに大いに感謝している」と述べた。

近年NPOの世界では高いスキルや豊富なビジネス経験を持つプロフェッショナル人材がその専門性を活かしてボランティアやNPO経営に関わる、いわゆる「スキル・ベースド・ボランティア」に対するニーズが高まっている。今回のLinkedInとVolunteerMatchの提携は、企業とNPOの提携によりCSRを推進する好事例だと言える。

【NPOサイト】VolunteerMatch
【企業サイト】LinkedIn

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