九州電力傘下の九電みらいエナジーは9月26日、日本初の地熱発電電力オークションを小売電気事業者向けに実施すると発表した。10月15日と16日に応札を行い、10月17日に落札結果を発表する。
オークションの対象となるのは、八丁原発電所(設備容量110MW)、滝上発電所(同27.5MW)、山川発電所(30MW)、大霧発電所(30MW)。電力固定価格買取制度(FIT)制度を活用しない「非FIT電力」として非FIT非化石証書を付けて販売。これにより購入した小売電気事業者は、経済産業省資源エネルギー庁の「電力の小売営業に関する指針」に基づく「再生可能エネルギー」として需要家に販売できる。
今回のオークションの対象となる電力は、2025年4月1日から2026年3月31日の期間に発電する電力。販売予定量は最大約600GWh。受渡エリアは九州エリアで、九州バランシンググループでの受け渡しとなる。
九州電力は、安定電源型再生可能エネルギーの地熱発電をオークション形式で販売することで、販売価格の向上を狙う。九州電力は4月、再生可能エネルギー事業を強化するため、九州電力が保有していた地熱発電事業を九電みらいエナジーに事業譲渡している。
【参照ページ】地熱発電に特化した2025年度向け電力卸取引に係るご案内
【画像】九電みらいエナジー
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