ボランタリーカーボン市場の国際ルール策定イニシアチブ「ボランタリーカーボン市場インテグリティ・イニシアチブ(VCMI)」は9月25日、アフリカカーボン市場イニシアチブ(ACMI)と戦略的パートナーシップを締結したと発表した。アフリカ全域でインテグリティの高いカーボン市場の形成・拡大を目指す。
両者は今回、アフリカがパリ協定国別削減目標(NDC)を達成するためには、2020年から2030年の間に約2兆8,000億米ドル(約420兆円)の気候変動緩和資金が必要になるとの考えで一致。カーボンクレジットの仕組みを通じて、アフリカへの資金動員を図る。一方、アフリカのカーボンクレジットには、全体で年間の2%しか呼び込めていない。
具体的には、まず、VCMIとACMIが開発したガイド等を調整し、ボランタリーカーボン市場への参加に向けた一貫した枠組みを構築する。次に、現地の技術専門家を増やすためのキャパシティビルディングを支援する。3つ目は、アフリカでのカーボンクレジット創設に関する啓発でも協働する。
【参照ページ】VCMI and ACMI Announce Strategic Partnership to Scale Up Africa’s Voluntary Carbon Market
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