民泊プラットフォーム世界大手米Airbnbは11月5日、2030年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)を達成する目標を発表した。
同社は2020年、事業活動での電力使用の100%生可能エネルギーへの転換にコミット。2021年4月には、国際的な官民連携型の熱帯雨林保護イニシアチブ「Lowering Emissions by Accelerating Forest Finance (LEAF)」にも発足企業として加盟した。
【参考】【国際】国際官民連携の熱帯雨林保護イニシアチブLEAF発足。アマゾン、ネスレ、ユニリーバ等参画(2021年4月26日)
事業活動での電力使用を再生可能エネルギーに転換するとともに、廃棄物と水消費量も削減。従業員に対しても、地域コミュニティの再生可能エネルギー発電プログラムの提供や公共交通機関の利用促進を通じ、二酸化炭素排出量削減を進める。
またバリューチェーン上のベンダーの二酸化炭素排出量の削減も支援。自然を軸としたソリューション(NbS)によるカーボンオフセットも行う。同社は、毎年排出量算出結果と目標への進捗状況を報告する。
さらに同社は、民泊のホストコミュニティの代表者「ホストアドバイザリーボード」と協働。民泊の家庭の再生可能エネルギーへの転換や、ホストへのサステナビリティ教育の提供等も行う。その他には、環境NGO環境防衛基金(EDF)とも協働し、民泊での二酸化炭素排出量の定量化や地域コミュニティのアクションへつながるデータの提供を進める。
【参照ページ】Becoming a net zero company by 2030
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