金融 【国際】MSCI、尾鉱ダムの崩壊リスク把握で人工衛星活用。広がるESG評価機関の情報ソース インデックス開発大手米MSCIは6月7日、尾鉱ダムの決壊・洪水リスク監視のため、人工衛星を活用したデータ収集を行っていることを明らかにした。1月にブラジルでヴァーレの尾鉱ダムが崩壊し、地域社会で大きな人命と財産を喪失したこ...
政府・国際機関・NGO 【日本】経産省、CCUSの一環でカーボンリサイクルの技術ロードマップ策定。コスト削減が最大の壁 経済産業省は6月7日、炭素回収・利用・貯蔵(CCUS)技術の中で、回収した炭素を加工し、鉱物化や人工光合成、メタネーションによる素材や燃料として利用する「カーボンリサイクル」の技術ロードマップを策定した。日本政府は、二酸...
建設・不動産 【国際】世界経済フォーラム、世界各国の住宅高すぎ問題に関するレポート発表。対策促す 世界経済フォーラム(WEF)は6月6日、世界の都市の90%が適切な質の住宅を低価格で提供できていないとし、基礎的な生活賃金の不足、雇用や基本的人権に対する脅威にもなりつつあると警鐘を鳴らすレポートを発表した。アフリカを中心...
政府・国際機関・NGO 【国際】CBI、廃棄物マネジメントのグリーンボンド適格性基準案公表。ごみ発電には極めて厳しい基準 国際グリーンボンド基準策定NGO気候債券イニシアチブ(CBI)は6月6日、廃棄物マネジメントを資金使途とするグリーンボンドの適格性基準案を公表した。8月2日までパブリックコメントを募集する。廃棄物処理は、世界の二酸化炭素排出...
金融 【国際】IFCとHSBC運用子会社、非金融機関発行グリーンボンドへの投資ファンド設立。最大770億円規模 世界銀行グループの国際金融公社(IFC)と英HSBCグローバル・アセット・マネジメントは6月4日、非金融機関発行のグリーンボンド社債のみを対象としたファンド「Real Economy Green Investment Opportunity(REGIO)Fund」設立したと...
エネルギー・資源 【国際】IEEFA、米GEの業績急落を分析。エネルギー転換潮流を見誤りガス火力発電に傾斜 米エネルギー経済・財務分析研究所(IEEFA)は6月6日、米総合電機GEの企業分析を実施。世界的に巨大な脱化石燃料の波を見誤り、化石燃料に大きく事業の舵を切ったことが大きな損失と時価総額減少につながったと結論づけた。GEは、エ...
トップニュース 【日本】トヨタ自動車、 EVとFCV新車販売台数を2025年に世界100万台へ。当初より5年前倒し トヨタ自動車は6月7日、電気自動車(EV)に関するメディア説明会を実施。2030年の新車販売においてハイブリッド車(HV)とプラグイン・ハイブリッド車(PHV)で世界450万台以上、EVと燃料電池自動車(FCV)で100万台以上、合計で電...
政府・国際機関・NGO 【国際】PRI、アジア太平洋地域のESGインテグレーション動向分析。日本は「始まったばかり」 国連責任投資原則(PRI)は5月31日、CFA協会と合同で、アジア太平洋地域のESGインテグレーションの動向を分析した報告書を発表した。ESGインテグレーションは、ESG投資手法の一つで、通常の投資手法の中にESG要素も織り込んで投資判...
食品・消費財・アパレル 【イギリス・オランダ】ユニリーバCEO、加盟業界団体に気候変動1.5℃目標に即したロビー活動要求 消費財世界大手英蘭ユニリーバのアラン・ジョープCEOは6月5日、同社が加盟する業界団体やビジネスグループに対し、各団体の気候変動関連のロビー活動方針がユニリーバの1.5℃目標に即しているか否かを明らかにするよう求める公開書簡...
政府・国際機関・NGO 【国際】G20のGPFI、「高齢化と金融包摂のためのG20福岡ポリシー・プライオリティ」策定 G20に設置されている「金融包摂のためのグローバルパートナーシップ(GPFI)」は6月6日、高齢化社会に対して重要となる金融インクルージョンの観点をまとめた「高齢化と金融包摂のためのG20福岡ポリシー・プライオリティ」を承認し...
建設・不動産 【イギリス】カナリー・ワーフ・グループ、全テナントと協働で使い捨てプラ400万個以上削減 英プラスチック啓蒙NGOのSurfers Against Sewage(SAS)は6月5日、英ロンドンを代表するビジネスエリア「カナリー・ワーフ」のデベロッパー、カナリー・ワーフ・グループに対し、商業施設として初めてのPlastic Free Communities認...
大学・研究機関 【国際】人は毎年マイクロプラスチックを約12万個摂取。ペットボトル水の場合はさらに9万個 カナダのビクトリア大学のKieran Cox研究者ら率いるチームは6月5日、人は平均毎年マイクロプラスチックを約12万個摂取しているとする研究論文を発表した。マイクロプラスチックそのものは化学的には人体に対して無害だが、微細なた...
金融 【国際】Sustainalytics、機関投資家向け2サービス新規開始。スクリーニングとエンゲージメント ESG評価世界大手蘭Sustainalytics(サステイナリティクス)は6月4日、機関投資家向けに規範軸のネガティブスクリーニングサービスと投資先企業エンゲージメントサービスを開始すると発表した。同社は1月にスウェーデンの議決権行使...
食品・消費財・アパレル 【アメリカ】ネスレ、主力商品「ポーランド・スプリング」で2021年から100%再生ペットボトルに転換 食品世界大手ネスレの北米飲料事業ネスレ・ウォーターズ・ノースアメリカ(NWNA)は6月3日、米国での主力飲料水ブランド「ポーランド・スプリング」で使用している1ガロンサイズ以下のペットボトルを、2022年から100%再生プラスチッ...
製造業 【スウェーデン】公的年金AP2、たばこ・核兵器関連企業ダイベストメント発表。対象世界約60社 スウェーデン公的年金基金AP2は6月4日、たばこ関連企業と核兵器関連企業合計約60社からの投資引揚げ(ダイベストメント)を決定したと発表した。ESG投資の一環で、同社は投資リスクを減らし、リターンを増やすためと説明している。 ...
政府・国際機関・NGO 【アメリカ】ビバリーヒルズ市、市内でのたばこ販売禁止条例制定。全米初。ホテルは例外 米カリフォルニア州ビバリーヒルズ市議会は6月4日、市内でのたばこ販売を禁止する条例案を全会一致で可決した。域内でのたばこ販売を禁止したのは全米初。2021年1月1日から施行される。禁止されるのは、たばこ、電子たばこ、水たば...
エネルギー・資源 【日本】政府、エネルギー白書2019を閣議決定。再エネ拡大は難しい。原発再稼働が必要 日本政府は6月7日、「平成30年度エネルギーに関する年次報告(エネルギー白書2019)」を閣議決定した。2018年に策定した「第5次エネルギー基本計画」では、再生可能エネルギーを「主力電源」にするとしたが、今回の白書では、原子力...
政府・国際機関・NGO 【韓国】政府、石炭火力・原発縮小の第3次エネルギー基本計画を閣議決定。再エネを最大35% 韓国政府は6月4日、「第3次エネルギー基本計画」を閣議決定した。再生可能エネルギー発電割合目標を、現在の7.6%から2040年に30%から35%にまで大幅に引き上げる。文在寅政権が2017年に作成した将来エネルギービジョン「再生可能エネ...
エネルギー・資源 【アメリカ】ナショナル・グリッド、2MWの蓄電所をニューヨークに設置。政府の再エネ目標支える 英送電大手ナショナル・グリッドは6月3日、米ニューヨーク州プラスカイに新型蓄電所を建設する計画を公表した。同社は、米国北東部では送電だけでなく小売事業も展開している。バッテリーの規模は、2MW(3.8MWh)。ニューヨーク州政...
小売・宿泊・飲食・店舗 【国際】人権NGOのBHRRC、太平洋のまぐろ漁業人権レポート発表。人権侵害リスク依然高い 国際人権NGOビジネスと人権リソースセンター(BHRRC)は6月3日、太平洋地域のまぐろ漁が関与する人権侵害についての報告書を発表した。欧米や東南アジア諸国、オーストラリアの漁業事業者や小売事業者35社が調査対象となったが、日...