国際資本市場協会(ICMA)と欧州レバレッジド・ファイナンス協会(ELFA)は5月22日、ICMAのサステナビリティ・リンクボンド原則(SLBP)に沿い、ハイイールド債券市場に対する推奨ガイド「ハイイールド・サステナビリティ・リンクボンドに関する実務的推奨事項」を発表した。
今回の文書は、債券市場の中でも、ハイイールド債市場が独自の性格をもっていることを考慮し、特定の実務的推奨事項が必要と判断され、策定された。但し、SLBPとは独立したものとしては扱わず、あくまでSLMPをハイイールド債市場に適用する場合のガイダンスの位置づけとした。
同ガイドでは、ハイイールド債の特徴として、償還条項、コベナンツ条項、一般的に短い期間、 非上場企業の比率の高さ等を挙げた。
推奨事項としては、他の債券と同様に、SPTの妥当性確認のほか、SPTとテナーやノンコール期間等の整合性、マーケティング資料でのSPT内容の開示、SPT確認日よりも前にコールする場合は目標未達の仮定を反映、金利変動やコール価格の変動での有意義な価格変動条件選定等を盛り込んだ。
【参照ページ】ELFA and ICMA publish Practical Recommendations for High Yield Sustainability-Linked Bonds
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