アメリカの飲料メーカー大手Keurig Green Mountain社は、2013年度のサスティナビリティレポートの中で、2020年までの新たな目標を掲げた。
Keurig Green Mountainは新目標の設定にあたり、2012年に、社内外の120のステークホルダーを巻き込んだ膨大な重要性分析(マテリアリティ・アナリシス)を実施した。そのステークホルダー・エンゲージメントを通じて、次のような新目標を定めた。
サプライチェーン
- 当社のサプライチェーンを担う100万人の暮らしを向上させる
- CSR調達ガイドラインに沿った購買比率を100%とする
製品
- 主力商品のK-Cupの容器を100%リサイクル可能なものにする
- 対2012年比で製品ライフサイクルベースでの温室効果ガス排出を25%削減する
- 当社の製造・流通施設での埋め立て廃棄物産出をゼロにする
社会
- 100%従業員がKeurig Green Mountainビジョンを理解するようにする
- 世界で100万人に清潔な水環境を提供する
Keurig Green Mountainのサステナビリティ目標は、ステークホルダーを通じて、同社の経営に大きな影響を与える内容を特定することで設定された。これにより、一人よがりではない、点数稼ぎでもないCSRが可能となる。新たな目標を明確にすることで、飲料や水分野に関心を持つNPOからも提案を引き出しやすくなるし、支援対象プログラムの選定に対しても基準を持つことができる。
【企業サイト】Keurig Green Mountain
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