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【オランダ】ナイキ、世界初の燃料電池内陸型コンテナ船輸送開始。FPSが就航

 アパレル世界大手米NIKEは5月24日、世界初の水素駆動の内陸型コンテナ船「H2 Barge 1」を発表した。オランダ海運スタートアップFuture Proof Shipping(FPS)が就航。オランダ物流BCTN Network of Inland Terminalsがチャーターし、NIKEの欧州向け製品を輸送する。6月から運行を開始する。

 H2 Barge 1は、オランダ籍船。オランダ・ロッテルダムとベルギーのナイキ・ヨーロッパ・ロジスティクス・キャンパス(ELC)間を航行。同社はこれまで、ディーゼル燃料を使用する内陸型コンテナ船を活用しており、二酸化炭素排出量を年間2,000t削減できる見込み。

 Future Proof Shippingは2016年にオランダのロッテルダムで創業。ゼロエミッション船の就航を進めている。H2 Barge 1は、船舶を燃料電池搭載に改修し、グリーン水素を活用することで、航行でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)化を実現。船体の振動や熱によるエネルギーの浪費も低減し、静穏性も向上したことで、乗組員の快適性も高まった。エア・リキードが水素を提供する模様。

 同社は現在、欧州での顧客向け配送用の水素トラックの最終試験も実施中。フランス・パリや英ロンドン等の欧州主要都市では、電気自動車(EV)での配送も拡大している。その他にも、輸送用の段ボールの軽量化を進めており、2021年度には、段ボール重量を約726t削減することに成功している。

【参照ページ】Future Proof Shipping launches first hydrogen-powered inland container ship
【参照ページ】Nike Launches First Hydrogen-Powered Inland Container Ship
【画像】Nike

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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