国際的なカーボンオフセット基準管理団体米Verraは4月21日、ブルーカーボンのメソドロジー拡大で「海洋炭素ワーキンググループ」を新設すると発表した。政府、研究機関、NGO、企業等から委員を募る。応募受付は2023年6月9日まで。
Verraは2020年9月、ブルーカーボン分野で初のメソドロジー「VM0007 REDD+ Methodology Framework(REDD+MF)」の改訂版をリリース。マングローブ、海草、塩性湿地等の沿岸湿地による炭素隔離・貯蔵でのブルーカーボン創出に道を開いた。2021年5月には、同メソドロジーに基づくVerified Carbon Standard(VCS)での第1号のカーボンクレジット登録が実現している。
今回のワーキンググループでは、大藻養殖、海底マネジメント、海洋アルカリ性強化、電気化学的アプローチ、栄養塩施肥、人工湧昇、人工湧下等でのブルーカーボンのメソドロジー開発を進める。そのため、専門的な意見を収集し、モニタリングや検証手法等も含め堅固なアプローチを検討する。
【参照ページ】Invitation to Apply: Ocean Carbon Working Group
【参照ページ】First Blue Carbon Conservation Methodology Expected to Scale Up Finance for Coastal Restoration & Conservation Activities
【参照ページ】Press Release: Verra Has Registered Its First Blue Carbon Conservation Project
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