国際環境NGOレインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)は11月13日、日清食品ホールディングスにパーム油調達方針の強化を求め、署名活動を開始した。同署名では、「持続可能なパーム油100%」達成を2030年から大幅に前倒しすること等を要求している。
同社は8月、パーム油調達方針を改定し、サプライチェーンの中で「森林破壊ゼロ、泥炭地開発ゼロ、搾取ゼロ(NDPE)」を実現していくことを表明している。しかし、実現時期を2030年としたことが「遅すぎる」との非難を招く形となった。RANは同月、日清食品に対して、問題あるパーム油を調達しないよう方針強化を求め、署名活動を実施し、10月には約3万人の署名を同社に提出。今回の発表は、署名活動の第2弾となる。
【参考】【日本】環境NGOのRAN、日清食品の株主総会に出席しパーム油調達方針強化を要求。回答曖昧と批判(2020年6月26日)
同署名では、「持続可能なパーム油100%」達成を2030年から大幅に前倒しし、自社サプライチェーンでのNDPEを徹底するために、拘束力があり達成期限を定めた実施計画を直ちに策定、発表することを要求。他にも、パーム油サプライヤーの全リスト公開、方針遵守のモニタリングしと独立検証の構築を要求している。
【参照ページ】プレスリリース:日清食品に新署名11月13日開始「2030年まで、問題あるパーム油を使い続けないで!」(2020/11/13)
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