楽天損害保険は1月10日、住宅向け火災保険の主力商品「ホームアシスト」の料金体系を改定し、国土交通省ハザードマップでの水災リスクを基に保険料率を設定すると発表した。導入は、2020年4月1日以降の契約分から。契約建物の所在地の水災リスクに応じた保険料を設定する商品は今回が日本初。
ホームアシストは現在、全国一律での保険料設定をしていたが、水災リスクを基に保険料率を変えることに踏み切った。具体的には、水災リスクを河川が氾濫するリスク「外水リスク」と、マンホールからの雨水溢れなど排水処理能力の超過によるリスク「内水リスク」に分け、同社親会社楽天のデータサイエンティストチームがモデル開発を連携。国土交通省ハザードマップ上の浸水深と突合し、建物の所在地ごとに水災料率を4区分に分けて設定した。
同社は導入の背景について、「近年の自然災害の多発により、火災保険料に占める風水災補償の割合が高まってい」ると説明。さらにホームアシストでは、契約建物の所在地における「外水リスク」および「内水リスク」をそれぞれ5段階で表示し、建物の水災リスクの状況を顧客に知らせていく。
【参照ページ】ハザードマップに基づいて保険料が変わる火災保険を発売
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