日本中学校体育連盟(中体連)は6月5日、毎年夏季と冬季に開催してきた全国中学校体育大会(全中大会)に関し、2027年度以降の開催では9競技の実施を中止し、11競技にすると発表した。
競技が中止となるのは、水泳、ハンドボール、体操、新体操、ソフトボール男子、相撲、スキー、スケート、アイスホッケーの計9競技。原則として部活動設置率が20%未満の競技が中止対象となった。但し、スキーに関しては、開催地との契約が終了する2029年度までは継続する。中止となる競技には、日本がオリンピックで金メダルを採ってきたメジャー種目も多いが、競技者数そのものが少ない。
一方、存在となるのは、陸上、柔道、剣道、バスケットボール、サッカー、軟式野球、バレーボール、ソフトテニス、卓球、バドミントン、ソフトボール女子。
それに伴い、開催経費を30%減とするため、大会規模も縮小を決定。大会は3日以内を目指すとし、出場選手数も30%を目標とする。中体連は、少子化による中学生数の減少、教員の負担、暑熱対策による経費増を挙げた。中体連は、プロジェクト委員会で3年以上協議してきたという。
中体連は、今回中止となる競技については、各競技団体が主催する大会への一本化を提案している。
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