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【国際】P&G、歯磨き粉チューブをリサイクル可能素材へ切替。2025年までに完全移行

 消費財世界大手米P&Gは12月1日、2021年1月から歯磨き粉ブランド「Crest」「Oral-B」「Blend-a-med」のチューブについて、リサイクル可能な素材に切り替えると発表した。さらに2025年までにリサイクル可能な素材に完全転換する。

 今回発表のアクションは、2030年までにリサイクル可能・再利用可能な素材100%を目指すP&Gの目標の一環。歯磨き粉チューブはこれまで、複数素材で構成されているため、リサイクルが難しかった。そこで今回同社は、持続可能なチューブ生産のため、既存のリサイクル施設でリサイクル可能なチューブ生産の技術「Greenleaf Generation 2」を持つ仏容器製造Albéaと提携した。

 Greenleaf Generation 2は、チューブ素材に高密度ポリエチレン(HDPE)を活用。従来通りの堅牢性を維持しつつ、既存のリサイクル技術と互換性がある。リサイクル性能については、北米プラスチック・リサイクル事業者協会(APR)、RecyClass、仏環境サービス大手スエズからも認定を得ている。

 APRからの認定では、今回使用の歯磨き粉チューブ廃棄物から、高品質の高密度ポリエチレンを生産できることを保証。また、欧州リサイクル技術と互換性のある包装・容器デザインを改善する業界横断イニシアチブRecyClassは、素材のリサイクル可能性を評価し、欧州のリサイクル事情に悪影響を及ぼさない点を保証した。また、チューブ廃棄物の分別性については、RecyClassの分別プロトコルに則り、スエズが検証し、既存のリサイクル施設で正しく分別されることを確認した。

【参照ページ】Crest, Oral-B and Blend-a-med Announce the Launch of Their First Ever Recyclable HDPE Toothpaste Tubes in North America and Europe

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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