カナダ生命保険大手ベネバは4月20日、保険引受での2050年までのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)にコミットするイニシアチブ「Net-Zero Insurance Alliance(NZIA)」と、国連持続可能な保険原則(PSI)に加盟した。北米の保険会社のNZAI加盟は今回が初。
ベネバは、ケベック州の保険大手ラ・キャピタリーとSSQインシュアランスが2020年に統合し誕生した相互会社。カナダ最大の保険相互会社で、保険加入者は350万人以上。同社はすでに国連責任投資原則(PRI)に加盟している。一方、2050年までの運用ポートフォリオのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)にコミットするアセットオーナーのイニシアチブ「Net-Zero Asset Owner Alliance(NZAOA)」には未加盟。
同社は今回NZIAとPSIに加盟したことで、保険事業における気候変動、生物多様性喪失、自然生態系の劣を含めた環境、社会、ガバナンス(ESG)に向けた高いレベルでのガバナンスを目指していくことになる。
同社のJean-François Chalifoux CEOは、NZIAとPSIに加盟することで、「当社の会員、顧客、パートナーに利益をもたらすだけでなく、社会と共有されることになる」とコメントしている。
【参照ページ】Beneva Becomes First Canadian Insurer to Join the UN-Convened Net-Zero Insurance Alliance
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