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【国際】世界経済フォーラム、顔認証システム規制フレームワーク発表。行動原則原案も。フランス主導

 世界経済フォーラム(WEF)は3月2日、政府及びエンジニア向けに、顔認証システムの規制検討フレームワークを発表した。顔認証システムは生体情報分野の中でも非常に注目度が高い分野。今後策定したフレームワークを具体化するため、フランスを舞台とした実証プロジェクトを実施する。

 今回のフレームワークは、WEFの第四次産業革命センターが主導して策定。自主規制のあり方を検討するためのフレームワークとして4つのステップを定めた。

  • 定義:自主規制の行動原則の原案を通じて対象とするカバー範囲を設定
  • 設計:システム設計フェーズでチェックすべき内容の利用ケースを作成
  • 評価:評価チェックシートを通じて、設計されたシステムの内部チェックの実施
  • 認定:第三者監査を通じた外部認定の実施

 WEFは、定めたフレームワークに則り、具体的な内容を検討するための1.5年間の実証プロジェクトを同時に発足した。実証プロジェクト実施の場所はフランスを選び、ワーキンググループには、アマゾン、マイクロソフト、フランス国鉄(SNCF)、フランス国会、フランス政府の諮問委員会CNNum、ADPグループ、Saidot.AI、H5、OPECST、ディスクドライブの国際業界団体IDEMA等が参加。また、オブザーバーとして、フランス当局French Data Protection Authority、フランス政府の独立諮問委員会French Digital Councilもワーキンググループに参加する。

 実証プログラムでは、4ステップの内容を検討するため、行動原則、ベストプラクティス集、チェックシート、監査フレームワークの4つを策定していく。今回、行動原則については、原案も示した。原案には全部で11項目で構成されている。具体的には「偏見・差別」「Proportional Use(明確な利用目的)」「設計過程でのプライバシー」「説明責任」「リスクアセスメントと監査」「性能」「情報の権利」「同意」「告知と同意」「アクセス権と子供の権利」「代替オプションと人間のプレゼンス」の11項目で原則を定めている。

【参照ページ】First Facial Recognition Framework Released for Engineers and Policy Makers to Build Transparency

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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