Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】ISO、グリーンボンドの国際規格ISO14030の制定作業を開始

 国際標準化機構(ISO)は7月31日、グリーンボンドに関する国際規格ISO14030の制定作業を開始した。ISOの加盟メンバーである米国国家規格協会(ANSI)が今年5月30日にグリーンボンド国際規格の提案申請をISO事務局に提出し、7月26日まで投票が行われた結果、7月31日に正式に承認された。

 ISO14030規格では、グリーンボンドの環境評価プロセスや必要要件、モニタリング、情報開示等に関する内容を決める。ANSIの申請書類によると、同規格は、グリーンボンドの発行体、引受会社、必要書類を作成する法律事務所、投資家等を主要な活用者だと見立てている。

 同申請書類によると、グリーンボンドに関する既存の発行基準として、国際資本市場協会(ICMA)のグリーンボンド原則(GBP)や、気候債券イニシアチブ(CBI)の気候債券スタンダート(CBS)、中国のグリーンボンド基準、ブラジルのグリーンボンド基準を挙げており、今回策定するISO14030はこれらと調和するものを目指すという。日本の環境省が策定した日本版グリーンボンドガイドラインについては言及されていない。

 ISO14030制定作業は今後、ISOの公式制定手順に入る。制定作業は、環境管理を扱う第207専門委員会(ISO/TC 207)の場で、約3年をかけて審議が進められる。

【ISOウェブサイト】ISO/NP 14030
【提案申請書類】New Work Item Proposal

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。