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【アメリカ】SCSの家具・建材認証が、EPAが定める連邦政府調達推奨基準に指定

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 米国カリフォルニア州にグローバル本部を置くサステナビリティ認証機関SCS Global Services(SCS)は1月5日、同社が提供するIndoor Air Quality認証基準が米環境保護庁(EPA)が連邦政府調達の推奨基準として選ばれたと発表した。オバマ大統領は2015年3月に大統領令(Presidential Executive Order)13693号を発令し、EPAに対して連邦政府調達にとって推奨されるスペック、基準、エコラベルなどを定めるようことを命じており、今回SCSの室内空気環境認証が連邦政府調達基準に相応しいと認められたことになる。

 EPAは大統領令13693号制定以来、2016年12月までのパイロットフェーズで、塗料・コーティング剤、家具・建材、絨毯・カーペットの3分野に集中して審議を行い、各製品分野に携わるパネルメンバーと政府側の委員が環境基準の設定プロセス、環境基準設定が人体及び環境にもたらす効果、適合性評価の方法、エコラベルプログラムの管理方法など様々な課題について議論を重ねてきた。

 今回EPAに推奨されたのは、SCSの家具・建材認証であるIndoor AdvantageとIndoor Advantage Gold認証の2つ。認証の対象範囲は広く、接着剤、カーペット、天井用音響タイル、繊維版、石膏パネル、壁板、床素材、絶縁シート、ラテックス塗料等を含む。加えて、SCSが全米絨毯協会のために開発したFloorScore®基準も、絨毯・カーペット向けの推奨認証として選ばれた。

 EPAはさらにSCSのIndoor Air Quality認証基準に対し、以下5分野の業界標準に準拠しているとお墨付きを与えた。

  • level®, ANSI/BIFMA e3 – 2014, Certification for Sustainable Furniture(持続可能な家具に関する認証)
  • reen Squared®, ANSI A138.1 – 2011 v2, Certification for Sustainable Ceramic Tiles, Glass Tiles and Tile Installation Materials(持続可能なセラミックタイル、ガラスタイル、タイル設置用素材に関する認証)
  • facts®, NSF/ANSI 336 – 2011, Certification for Sustainable Commercial Furnishings Fabric(持続可能な商業用ファブリックに関する認証)
  • NSF/ANSI 140 – 2015 Sustainability Assessment for Carpet(カーペットの持続可能性認証)
  • NSF/ANSI 332 – 2015 Sustainability Assessment for Resilient Floor Coverings(弾性床材の持続可能性認証)

 SCSは昨年12月にも農作物向けのサステナビリティ認証が国際標準であるGSCP認定を満たすという評価を得ており、米国内での認証機関として急速にプレゼンスを高めている。

【参考】SCSのサステナビリティ農業認証がGSCP認定を取得。農業認証では全米初(2017年1月3日)

【参照ページ】US EPA Includes SCS Global Services' Standards, Ecolabels and Certifications in its Recommendations to Federal Purchasers

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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