アパレル世界大手GAPは9月8日、同社が原材料等を購入している世界中のサプライヤーのリストの公表に踏み切った。国際人権NGOのヒューマン・ライツ・ウォッチが報じた。一般的にアパレルブランドがサプライヤーを公表することで、工場における人権侵害や環境破壊などの早期発見に繋がるという。GAPはこれまで「競争優位を保つため」としてサプライヤーリストの情報公開を躊躇していたが、今回ついに公表に踏み切った。
サプライヤーリストの公表は、リーバイ・ストラウス社が2005年に先陣を切って実施して以降、すでに多くのアパレルメーカーが行っている。公表をしている企業には、リーバイ・ストラウス、アディダス、プーマ、ナイキ、ニューバランス、H&M、パタゴニア、コロンビア、ディズニーなどアパレルメーカーの他、小売大手のターゲット米国、ターゲット・オーストラリア、KMARTオーストラリアなどがある。今年に入ってからは、ドイツのC&A、英マークス・アンド・スペンサー、ティンバーランドやノースフェースの大株主VF Corpも公表に踏み切っている。
【参照ページ】Gap Inc. Joins Global Brands that Publish Factory List
【参考ページ】リーバイ・ストラウス Manuel Baigorri氏「持続可能なサプライチェーンとビジネスの統合」
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