世界の自動車大手は、2030年までに電気自動車(EV)やEVバッテリーに5,150億米ドル(約59兆円)の投資を計画していることがわかった。3年前の分析での3,000億米ドル(約33兆円)から大幅に増加してきている。
今回の発表は、英紙ロイターが、企業発表や規制当局への提出書類を基に独自に分析したもの。これらの投資額には、世界のEVバッテリーメーカーや、自動車部品サプライヤーの投資額は含まれておらず、業界全体でさらに多くの投資が予定されているという。
またロイターは、他の調査データとして、コンサルティング会社AlixPartnersが6月、自動車業界のEV関連投資額が2025年までに3,300億米ドルに達するとの見方も紹介。AlixPartners社によると、2020年には世界の全自動車メーカーで、設備投資と研究開発に約2,250億米ドルが投じられているという。
企業別の投資額では、フォルクスワーゲンだけで110億米ドルを超えており、世界をリード。その後、ダイムラー、ステランティス、フォード、GM、BMW、SAIC(上海汽車)、テスラ、長安汽車、現代自動車グループ、GAC(広州汽車)、東風汽車、長城汽車、本田技研工業、トヨタ自動車、ルノー、日産自動車、Geely(浙江吉利)、ジャガー・ランドローバーの順。
【参照ページ】Exclusive: Global carmakers now target $515 billion for EVs, batteries
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