アパレル世界大手米NIKEは4月6日、同社スニーカーの2021年夏モデルで、廃棄物をリサイクルした再生素材の含有を大幅に採用したと発表した。今回のアクションは、同社の二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)戦略「Move to Zero」の一環で、サーキュラーエコノミー化にこだわった。
今回発売する「Air VaporMax 2021」は、同社史上最もサーキュラーエコノミー水準が高いモデルとなり、再生素材を重量当たり55%以上使用。踵からつま先にかけては再生素材含有量が75%で、踵とつま先の熱可塑性ポリウレタン(TPU)でも約60%再生素材を活用する。アウトソールは、NIKEが開発した再生素材「Nike Grind」を用いた。
「Air VaporMax Pre-Day」シリーズでは、アッパー部分にシンプルなデザインを採用し、重量当たりの再生素材含有量20%以上実現した。さらに今回新登場した新シリーズでも「Air Max Genome」、同様に、踵からつま先にかけては再生素材含有量が75%のアッパーを採用した。
またコルク素材のインソールを採用した「Plant Cork Pack」では、アッパーにポリキャンバス等の再生素材を20%使用。「Air Force 1」「Blazer」「Daybreak」のアウトソールでは、ワイン製造企業から調達した再生コルクを9%使用した。
さらに「Nike Crater Impact」では、重量あたり再生素材25%を活用。「Cosmic Unity」でも、同社初となる重量当たり25%以上の再生素材利用を実現した。
【参照ページ】Rounding Up the Summer 2021 Move to Zero Footwear
【画像】Nike
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