SNS世界大手フェイスブックは8月3日、偽ニュース対策を強化すると発表した。同社は、偽ニュースの疑いのある投稿を自動検出する機械学習アルゴリズムを開発し、当該ポストを第三者チェック機関に送る。第三者チェック機関で事実審査された結果を元の投稿の下に表示したりする。同時に、今後、偽ニュース投稿が投稿フィードに流れこないような仕組みづくりを続けていくとした。
昨年のアメリカ大統領選挙で両陣営に関する偽ニュース投稿が横行し世論を混乱させる事態が発生したことが騒がれて以降、フェイスブックは中立的な立場で偽ニュースを防止する開発を模索してきた。同社は今年初めから、SnopesやPolitifactといった外部の調査機関と協力し、偽ニュースと判断された投稿に「Disputed by snopes.com」の文言を表示する取組も始めていた。しかし注意文言の表示だけでは、逆に偽ニュースの拡散を煽る事態にもなるとの指摘もあり、今回、外部機関での審査内容をストーリーとして丁寧に記載する措置が採られることとなった。
フェイスブックは昨今、「Fake News(偽ニュース)」という言葉の使用を避け、「False News(虚偽報道)」の用語を用いている。
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