国連グローバル・コンパクト(UNGC)の水レジリエンス・イニシアチブ「Water Resilience Coalition(WRC)」は10月17日、インドでの水・衛生(WASH)へのアクセス改善に向けたプログラム「Women + Water Collaborative」を開始すると発表した。
今回のプログラムは、GAPが2017年から2023年にかけて米国際開発庁(USAID)と共同で展開してきた水レジリエンスと女性のエンパワーメント・イニシアチブ「Women + Water Alliance」の基盤としている。
【参考】【インド】GAP、200万人の水・衛生アクセス改善目標を達成。USAIDやウォーターエイド等と協働(2022年9月10日)
Women + Water Collaborativeには、アパレル大手米GAP、食品世界大手米カーギル、製薬大手英グラクソ・スミスクライン(GSK)が発足メンバーとして参画。インド・クリシュナ流域とゴダヴァリ流域を皮切りに、同国の水不足のコミュニティにおける健康、生活、気候変動レジリエンスの改善を支援する。
具体的には、雨水利用等による水の補給と保全を通じ、優先的に対応が必要な河川流域における水の利用可能性と質を改善。また、安全な飲料水と、気候変動に強い衛生設備・サービスを地域コミュニティに提供する。
インドの農村部では、女性が水の収集と利用で重要な役割を果たしているが、水資源に関する意思決定への参加は依然として低い。そこで今回のプログラムでは、女性のリーダーシップを活用することで、水レジリエンスや水の安全保障を向上させ、地域コミュニティが水と衛生設備を公平に利用できるようにする。
【参照ページ】Water Resilience Coalition and WaterAid Joined by Gap Inc., Cargill, and GSK to Improve Access to Water in India as Part of the Coalition’s 2030 100-Basin Plan
【参照ページ】Gap Inc., Cargill, And GSK Join The Water Resilience Coalition And WaterAid To Improve Access To Water In India As Part Of The Coalition's 2030 100-Basin Plan
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