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【スリランカ】キリンとレインフォレスト・アライアンス、リジェネラティブ農業推進ツール共同開発

 キリンホールディングスと傘下のキリンビバレッジは10月4日、レインフォレスト・アライアンス(RA)と協働し、茶のリジェネラティブ農業推進ツール「リジェネラティブ・ティー・スコアカード」の開発を開始すると発表した。

 リジェネラティブ・ティー・スコアカードは、農家が自身の判断によるリジェネラティブ農業の実践を支援するツール。茶葉農園は、同ツールを活用することで、現行農業を評価でき、リジェネラティブ農業への移行に向け改善すべき範囲を識別可能。同社主力商品「午後の紅茶」に使用する紅茶葉の主な生産国のスリランカの一部紅茶農園を対象に開発に着手し、2024年に実証を行う予定。

 キリングループは、2013年から契約農家でのレインフォレスト・アライアンス認証の取得を支援。2021年7月からは、同商品でスリランカ産茶葉を100%使用し、そのうちRA認証茶葉を90%以上使用した商品も展開している。2022年末には、スリランカの認証取得大農園の約3割に相当する大農園94カ所で同認証を取得した。

 スリランカは、日本に輸入されている紅茶葉の約50%を占めており、そのうちの約24%が午後の紅茶に使用されているという。同社は、干ばつや大雨など気候変動の影響、都市化に伴う土地利用の変化影響等に直面するスリランカの紅茶農園を課題視し、自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)提唱のLEAPアプローチに基づき、自然資本開示も世界で初めて実施した。

 キリンホールディングスは2023年7月、スリランカ紅茶農園を対象に、LEAPアプローチの「Locate」と「Evaluate」の詳細分析を行い、RA認証取得に向けたトレーニングが課題解決に有効であるとしていた。但し、全ての茶葉農家がRA認証を取得できているわけではないため、今回の独自スコアカードの共同開発に至った。

【参照ページ】再生型農業の実践をサポートする「リジェネラティブ・ティー・スコアカード」をレインフォレスト・アライアンスと共同で開発開始

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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