キリンホールディングスは9月22日、ソーシャルボンドを発行すると発表した。国内食品企業発行のESG債(サステナブルボンド)として過去最大規模。企業買収のみを資金使途とするソーシャルボンドとして国内食品会社初。
今回の資金使途は、米健康補助食品Blackmoresの買収資金。同社は、すでにグリーンボンドやトランジション・リンク・ローンの発行のため「キリン・サステナブルファイナンス・フレームワーク」を策定していたが、今回新たに「キリン・ソーシャルボンド・フレームワーク」を策定。DNVがセカンドオピニオンを提供した。
DNVは、今回の資金使途を、国際資本市場協会(ICMA)のソーシャルボンド原則(SBP)における「基礎的サービスへのアクセス」と認定した。
今回のソーシャルボンドの発行時期は2023年10月。今回の起債では、5年、7年、10年の3種類の年限を計画。発行額は総額900億円。このうち5年債と7年債のみをソーシャルボンドとする考え。主幹事は、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、野村證券。ストラクチャリング・エージェントはみずほ証券。
【参照ページ】ソーシャルボンド発行のお知らせ
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