国連環境計画金融イニシアチブ(UNEP FI)は8月28日、銀行向けに、各セクターとインパクト分野のマッチング・ツールの2023年版をリリースした。
UNEP FIは、銀行ポートフォリオのインパクト評価を支援するため「インパクトレーダー」を2017年に発表。インパクト・レーダーの最新版は2022年に発表されている。
マッピング・ツールは、インパクトレーダーの付属ツールとして開発されており、毎年レビューを行い、更新する運用となっている。今回のマッピングは、インパクトレーダーの12のインパクト領域と、38のインパクト・トピックにわたる100カ国以上のニーズと優先事項を網羅した。
銀行でのインパクト評価は、国連責任銀行原則(PRB)の原則にも掲げられており、加盟機関には、ポートフォリオのインパクト評価が求められている。PRBの署名機関は現在325社。日本では9社が加盟している。
【参考】【国際】銀行版PRI「国連責任銀行原則(PRB)」2019年9月発足。創設銀行世界29社。日本ゼロ(2018年11月9日)
【参考】【国際】国連責任銀行原則、署名機関数が200に到達。日本は7社。11のワーキンググループも活動中(2020年12月6日)
【参照ページ】2023 edition of the UNEP FI Needs Mapping now available
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