世界保健機関(WHO)は8月24日、スポーツイベント主催者向けの食品提供ガイド「スポーツイベントでのより健康的な食品とより健康的な食品環境」を発表した。5つの行動指針を示した。
今回のガイドは、カタール公衆衛生省と共同作成したもの。WHOは健康増進のためのグローバル・パートナーシップの一環として、国際サッカー連盟(FIFA)及びカタール公衆衛生省と協働。FIFAワールドカップ・カタール2022年の期間中、スタジアムで提供されたメニューの30%以上が、WHO基準に沿った健康的な栄養プロファイルを満たすことが保証された。
【参考】【国際】WHO、脂質と糖質で栄養指針改訂。子供の摂取基準を新たに設定(2023年7月27日)
同ガイドでは、スポーツイベントの計画段階、運営段階、事後段階で実施できるアクションを説明。さらに、政府、地方自治体、スポーツスタジアム管理者に対し、食品の公共調達とサービスでの方針に関する内容も盛り込まれている。
WHOは今回、「健康的で安全かつ持続可能な食生活は、人類と地球の健康の両方にとって重要であり、スポーツイベントは、健康的なライフスタイルの一部として健康的な食生活をモデル化し、促進するための理想的な環境」と言及。知名度の高いスポーツ・メガイベントを活かし、世界中の何十億人ものファンを啓発できる貴重な機会となるとした。
【参照ページ】WHO launches guide on healthy food at sports events
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