国際的な携帯電話通信業界団体GSMアソシエーション(GSMA)と欧州宇宙機関(ESA)は7月12日、携帯電話と人工衛星のネットワークを連携させ、革新的な技術開発に共同で取り組むための覚書(MOU)を締結したと発表した。
今回の発表は、モバイルと人工衛星ネットワークの2つの産業の競争力を強化することが目的。GSMAの調査結果では、通信業界において人工衛星技術の採用と統合が進むことで、2035年までに通信業界全体の収益の3%にあたる350億米ドル(約4.8兆円)を押し上げる経済効果があると推定されている。
今回の覚書では、衛星通信を5G、6Gと統合する際のイノベーションを加速させるためアクションがメイン。具体的には、携帯電話ネットワーク事業者向けのアクセラレータープログラムを展開する「GSMA基金」と、英宇宙庁の支援を受け衛星データの共同研究やイノベーションプログラムに取り組むESAの「5G/6G Hub」が連携し、共同での技術チャレンジプログラムや、カンファレンス等での共同イベントやプロモーションを行う予定。
【参照ページ】GSMA AND EUROPEAN SPACE AGENCY LAUNCH NEW COMMUNICATIONS INNOVATION PARTNERSHIP
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