豪包装・容器製造パクト・グループと独小売大手ALDIの豪子会社は6月29日、再生プラスチック包装・容器供給でパートナーシップを締結すると発表した。
ALDIは、牛乳瓶、肉トレイ、果物・野菜容器、飲料ボトル、シャンプーボトル等、プライベートブランド(PB)商品の一部で再生プラスチックを採用。同社製造パートナー企業に対し、パクト・グループがオーストラリア・ニューサウスウェールズ州、ビクトリア州、クイーンズランド州で生産する再生PETや高密度ポリエチレン(HDPE)を活用した包装・容器を供給する。
同社は、2025年までにリサイクル不可能な包装・容器を廃止し、製品ポートフォリオ全体でのリサイクル素材含有量を30%まで引き上げる目標を掲げている。また、ALDIは、同年までにプラスチック包装・容器を25%削減し、プラスチック包装の再生原料含有率を30%まで引き上げることが目標。今回のアクションは、これらの一環。
パクト・グループは現在、再生プラスチック樹脂の含有率の高い再生包装・容器を製造するため、オーストラリア全体で新たな製造設備に7,600万豪ドル(約73億円)以上を投資。プラスチック・リサイクル能力の拡大も並行して進めている。
例えば、同社とコカ・コーラ・ユーロパシフィック・パートナーズ(CCEP)、アサヒホールディングス豪州子会社アサヒビバレッジズ、Cleanawayの4社合弁でのPETリサイクル工場運営サーキュラー・プラスチック・オーストラリアは、ニューサウスウェールズ州に同国最大のPETリサイクル工場を保有。600mlペットボトル飲料を年間最大10億本リサイクルできる。2023年後半には、メルボルンにも同様のリサイクル能力を持つ工場を設立予定。
【参考】【オーストラリア】CCEP、アサヒ、パクトグループ等、合弁でリサイクル工場新設へ(2022年2月7日)
【参照ページ】Pact Group announces new recycled packaging partnership with ALDI
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