国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は6月8日、Global Renewables Alliance(GRA)との間で、手頃な価格かつ持続可能で包括的なエネルギー転換に向けて協力する覚書に署名したと発表した。国連気候変動枠組条約第28回アブダビ締約国会議(COP28)に向け、幅広いステークホルダーと連携する。
GRAは、世界で再生可能エネルギー導入を促進するため、2022年の国連気候変動枠組条約第27回シャルム・エル・シェイク締約国会議(COP27)で設立された。設立メンバーは、国際地熱協会(IGA)、Green Hydrogen Organisation、長期エネルギー貯蔵評議会、世界風力会議(GWEC)、国際水力協会(IHA)、世界太陽光会議(Global Solar Council)。
今回の発表では、60分単位で再生可能エネルギー100%の電力を調達(60分同時同量)を実現できるようにするイニシアチブ「24/7 Carbon-free Energy Compact」の活動を含む企業の再生可能エネルギー調達に関して幅広いイニシアチブとサポートパートナーとして協力することを表明。24/7 Carbon-free Energy Compactは、2021年9月の国連総会主催のエネルギーに関する首脳レベル会合「国連エネルギー・ハイレベル対話」の中で発足が発表されている。
【参考】【国際】国連エネルギー対話、7ヶ国が「No New Coal」署名。洋上風力は2050年に2000GW(2021年9月28日)
サポートパートナーは、IRENA、REN21、SUSTAINABLE ENERGY FOR ALL、RE100、エナジータグ、24/7 Carbon-free Energy Compact、国際太陽光同盟(ISA)、工業脱炭素連盟(Alliance for Industry Decarbonization)、Dii、世界インフラ投資協会(GIIA)、WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)、欧州電気事業連合会(Eurelectric)。
【参照ページ】Global Industry Leaders and IRENA Join Forces to Accelerate Renewable Deployment
【参照ページ】Global Renewables Alliance
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