国際環境NGOゴールド・スタンダード財団は5月11日、炭素回収・貯留(CCS)を伴うバイオマス発酵の初のメソドロジー案を発表。6月9日までパブリックコンサルテーションを募集する。
今回のメソドロジーは、再生可能なバイオマス(バイオエタノールや飼料製品の製造等)の発酵から二酸化炭素を回収し、パイプラインで輸送し、安全な地下層に注入するプロジェクトを対象としたもの。適用基準や除去された二酸化炭素の測定・検証のためのルール等が規定されている。
同メソドロジーは、世界最大の炭素除去プロジェクトの開発者であるサミット・カーボン・ソリューションズが開発。環境保全、セーフガード、ステークホルダーの関与、持続可能な開発に関するGS4GGの厳格な要件に準拠している。
ゴールド・スタンダードは、化石燃料関連のCCSについてはメソドロジーを定めない方針。但し、CCSそのものは気候変動ソリューションとして重要との立場を採っており、バイオ関連のCCSについてはメソドロジーを用意していくという。
【参照ページ】New Carbon Dioxide Removal Methodology Launched for Consultation
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