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【台湾】エイサー、スコープ3含め2050年カーボンニュートラル宣言。サプライヤーにも目標設定要請

 電気電子世界大手台湾エイサー(宏碁)は4月19日、スコープ3まで含めた2050年カーボンニュートラル目標を発表した。2030年比で2019年比50%現の目標も掲げた。

 同社は、内部カーボンプライシング制度も導入。気候関連財務開示フレームワーク(TCFD)ガイドラインに基づく報告にもコミットしている。製品の省エネに加え、自然を軸としたソリューション(NbS)や二酸化炭素除去(CSR)技術の導入等のソリューションも検討中。

 スコープ2では、同社はすでに2015年以降、8年連続で再生可能エネルギーによる電力調達比率が40%以上を達成。自社で太陽光発電所を建設すると同時に、再生可能エネルギー証明書を購入することで比率を高めてきた。最近では、台湾セメント子会社のEnergy Helper TCCとPPA(電力購入契約)の締結も進め、年間約1,000万kWhを確保する。中間目標として2025年までに60%以上を達成する。さらに2035年に事業電力を100%再生可能エネルギーにする。

 製品使用のスコープ3では、2022年にエイサーのB2B製品とChromeOSデバイスに関するカーボン・フット・プリント・ツールを導入。新しいモダンスタンバイ電源管理モードを開発し、2016年比で、ノート型コンピュータのエネルギー消費を39%、デスクトップ・コンピュータのエネルギー消費を35%削減した。同時に、「Vero」ブランド製品では、消費者廃プラスチック(PCR)の再生素材ややオーシャンバウンドプラスチック(OBP)等の原料活用を拡大。他ブランドの製品ラインにも導入を広げている。

 上流サプライチェーンでは、2021年に、サプライヤーやパートナーを含めた環境プログラム「Earthion」を発足。生産プロセス全体で使用するプラスチック材料の割合を削減や、エネルギー、製品設計、パッケージ設計、生産、物流、リサイクルに焦点を当てたアクションを開始している。現在、サプライヤーに対し、RE100や科学的根拠に基づく目標設定(SBT)を奨励している。

【参照ページ】Acer Group Pledges Net-Zero Carbon Emissions by 2050

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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