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【ブラジル】アルセロール・ミタル、ブラジル再エネ最大手と合弁設立。PPAで総電力需要38%確保

 製鉄世界大手ルクセンブルクのアルセロール・ミタルのブラジル法人は4月18日、風力発電所開発で、再生可能エネルギー開発ブラジル最大手カサ・ドス・ベントスと合弁会社を設立すると発表した。出資比率は、アルセロール・ミタルが55%、カサ・ドス・ベントスが45%。

 両社は今回、合計8億米ドル(約1,100億円)を投資し、ブラジル北東部バイーア州中部に設備容量554MWの風力発電所を建設予定。アルセロール・ミタルのブラジル法人は、同合弁会社と20年間の電力購入契約(PPA)を締結し、2030年までに同社の総電力需要の38%を確保する見込み。

 今回設立する発電所の予測負荷率50%以上。全国送電網への接続距離も23kmと短く、同地域が建設予定地となった。ブラジル当局の認可を得た後、2023年後半に建設工事を開始し、2025年に操業開始予定。両社はさらに、設備容量100MWの太陽光発電所を拡張することも検討中。

 アルセロール・ミタルはその他にも、2022年3月にインドのGreenkoグループとのパートナーシップを結び、インドで設備容量975MWの太陽光・風力発電所プロジェクト「ラウンド・ザ・クロック」を計画。アルゼンチンでは、PCRとの設備容量130MWの太陽光・風力発電所建設プロジェクトを展開している。

【参照ページ】ArcelorMittal establishes renewable energy JV with Casa dos Ventos in Brazil

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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