化学世界大手英リンデと独セメント製造ハイデルベルク・マテリアルズ(旧ハイデルベルクセメント)は4月12日、ハイデルベルク・マテリアルズのセメント工場に、世界最大級の二酸化炭素回収・液化プラントを共同建設・所有・運営することで合意したと発表した。
セメント製造では、副産物として二酸化炭素が排出され、世界の排出量の約7%を占める。
両社は今回、ハイデルベルグが所有するドイツ・レングフルト工場に、二酸化炭素から液化までの一貫プラントを建設することで合意。二酸化炭素排出量の削減を進める。新設するプラントでは、二酸化炭素を年間約7万t回収・液化。液化二酸化炭素(液化炭酸ガス)の大部分は、リンデが化学製品や食品・飲料の原料として販売していく予定。
【参照ページ】Linde and Heidelberg Materials Announce Large-Scale Carbon Capture Project
【参照ページ】CO₂ as raw material: Heidelberg Materials and Linde build world's first large-scale CCU facility in a cement plant
【画像】Heidelberg Materials
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