自動車世界大手フォードは3月30日、インドネシアでのニッケル生産で、インドネシアのPTヴァーレ・インドネシア(PTVI)及び中国の華友鈷業との合意を正式に発表した。3社がポマラア・ブロック高圧酸浸出法(HPAL)プロジェクトに資本参加する。式典には、インドネシアのジョコ・ウィドド大統領も臨席した。
【参考】【国際】フォード、2030年までにEVシェア50%宣言。CATLからのバッテリー供給も開始(2022年7月5日)
同プロジェクトには、ヴァーレ・インドネシアが30%を出資。残りをフォードと華友鈷業が出資する。建設費は45億米ドル(約6,000億円)。工場の場所は、南東スラウェシ州コラカにあるポマラア・ブロック・ニッケル工業地区。
同工場では、PTVIが所有するニッケル鉱山からニッケル鉱石を調達し、電気自動車用(EV)バッテリー原料の混合水酸化物(MHP)を年量最大12万t生産する。2023年中に建設を開始し、2026年に商業運転を開始する予定。PT Kolaka Nickel Indonesiaが操業する。
生産された製品は、華友鈷業がオフテイクし、年間85ktをフォードに供給する計画となっている。
【参照ページ】PT VALE INDONESIA AND HUAYOU SIGN NICKEL AGREEMENT WITH FORD MOTOR CO. SUPPORTING GROWTH OF THE GLOBAL SUSTAINABLE EV INDUSTRY
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