中国EVバッテリーリサイクル・スタートアップ恒創睿能は8月24日、シリーズBの資金調達で3億人民元(約60億円)を調達したと発表した。中国でEVバッテリーリサイクル企業が続々と登場している。
同社は2017年に深圳で創業。今回の調達資金は、カスケード利用型の製品の開発向上、回収バッテリーのリサイクル能力構築、リチウムバッテリーの湿式処理技術の向上に充当する予定。今回出資したのは、君聯資本(Legend Capital)、広発証券(GF Securities)系のベンチャーキャピタル、恒信華業、瀚暉資本等。
同社は創業から5年で、2021年の売上を10億人民元以上、CAGR100%以上というスピードで急成長。2020年には、中国国務院工業情報化部、科学技術部、生態環境部、商務部、国家市場監督管理総局の優良企業認定制度「カスケード利用ホワイトリスト」「再生利用ホワイトリスト」にも入った。
技術研究開発では、清華大学、中南大学、中国鉱業大学との共同開発体制を構築。恵州市、江門市、贛州市にそれぞれ段階的な利用・リサイクル産業拠点も整備。回収バッテリーのリサイクル能力はすでに年料15万tを超えた。安全面では、世界で初めて回収バッテリーの分野で温度感応カメラ・インテリジェンス装置を導入。有害化学物質管理でも密尔克衛からの協力を得、「世界有数のESGリサイクルシステム」を標榜している。
社会実装では、深圳バスグループ、広州グループとの戦略的提携を締結。アップル等の国内外のバッテリーメーカー、電材メーカー等とも協力関係を構築している。
【参照ページ】恒创睿能完成超3亿元B轮融资,专注新能源电池循环利用
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