韓国化学大手LG化学と穀物世界大手米ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)は8月16日、米イリノイ州でポリ乳酸(PLA)生産の合弁会社を設立すると発表した。両社は2021年9月から具体的な協議を開始し、今回合弁設立にこぎつけた。
両社は今回、2つの合弁会社を設立する。まず、グリーンワイズ・ラクティックが、とうもろこし由来の乳酸(LA)を年間15万t生産する。2社目がLG Chem Illinois Biochemで、グリーンワイズ・ラクティックから供給される乳酸を活用し、ポリ乳酸を根管7.5万t生産する。工場はイリノイ州ディケーターに建設予定で、2025年から2026年にかけて完成する予定。
韓国企業がLAからPLAまでの一貫生産能力を持つのは今回が初。これにより、LG化学は、PLAを活用したバイオプラスチックの生産も始める。具体的には、食品容器、ストロー、飲料ボトル、食器、ティーバッグ等が候補。PLAは生分解性を持つ。
【参照ページ】LG Chem, ADM Complete Agreement for ‘Eco-friendly Bio Plastic’ Joint Ventures in Illinois, USA
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