アジアインフラ投資銀行(AIIB)と国際再生可能エネルギー機関(IRENA)は9月21日、再生可能エネルギーの促進のために協力する覚書を締結した。特にアジア地域での再生可能エネルギー拡大に焦点を当てる。
両者は今回、双方のファイナンススキームを協調させ、再生可能エネルギーを促進することで合意。IRENAは、創業メンバーとして参画している気候変動対策ファイナンスを目的としたマルチステークホルダー・イニシアチブ「気候投資プラットフォーム(CIP)」等を動員する。CIPは他に、国連開発計画(UNDP)、緑の気候基金、SEforALLが参加しており、2019年の気候アクションサミットで発足した。
両者は今回、アジアが今後エネルギー需要拡大の中心となると想定。2020年の同地域での再生可能エネルギーは15%未満で、今後、水力発電、風力発電、太陽光発電等を大幅に増やしていく必要があると指摘した。
AIIBは、2025年まで全融資額の50%を気候変動関連資金とする目標を掲げており、すでにAIIBが融資した発電案件のうち71%の設備容量が再生可能エネルギーとなっている。
【参照ページ】AIIB and IRENA Team-Up to Accelerate Energy Transition
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