欧州中央銀行(ECB)は1月25日、部門横断での気候変動対策を進めるため、「気候変動センター」を内部機関として設置すると発表した。気候変動に関する政策調整を包括的に進めていく。
新設された気候変動センターは、各部門から集めたスタッフ10人で構成。ECBのクリスティーヌ・ラガルド総裁に直接レポートする。担当する分野は、財政政策からプルーデンス政策まで多岐に渡り、データや気候変動の専門家等も協力する。
組織構成は3年毎に見直し、ECBの通常業務全体に気候変動テーマを組み込んでいく。
米国でも、ニューヨーク連邦準備銀行が1月25日、連邦準備理事会と連邦準備銀行の上級スタッフを招集し、2月1日に監督気候委員会(SCC)を設置すると発表。ケビン・スティロが監督部門長が、同委員会の委員長に就任した。
中央銀行による気候変動金融リスク対策が、新たなステージに入ってきている。
【参照ページ】ECB sets up climate change centre
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