菅義偉首相が本部長を務める持続可能な開発目標(SDGs)推進本部は12月21日、1年ぶりに第9回会合を開催し、「SDGsアクションプラン2021」を策定した。推進本部の首相が本部長、官房長官と外相が副本部長、その他の国務大臣が本部員として構成されている。
同本部は、近年、毎年12月に会合を開催し、「アクションプラン」を掲げ、その年の「ジャパンSDGsアワード」の受賞企業を発表することが通例となっている。但し、アクションプランについては、SDGsのために検討を重ねたアクションプランではなく、既存の各政策をSDGsにフレームワークで整理し、表現したものとなっている。
SDGsアクションプラン2021では、新型コロナウイルス・パンデミックの影響を受け、感染症対策と、これまでも盛り込まれていたユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)、東京栄養サミット2020の開催を、別途切り出し、大項目の一つに据えた。これにより大項目の数は全部で4つとなった。「SDGs実施指針」の8つの優先課題も、2020年のものを据え置き、中身を最新の政策内容にアップデートした。2030年の達成ゴール等は一切設定されていない。
アクションプランに示された政策の総予算は6.5兆円。12月15日に閣議決定した2020年度補正予算と12月21日に閣議決定した令和3年度当初予算案のうち、SDGsのフレームワークでマッピングされた政策の該当予算を、足し上げて計算した。
【参照ページ】SDGsアクションプラン2021
【画像】首相官邸
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