EU加盟国閣僚級のEU理事会(EU上院に相当)は6月9日、国際民間航空機関(ICAO)が2016年に採択した国際線のカーボンオフセット及び削減スキーム(CORSIA)の基準年について、2019年を基準年とすべきとの欧州委員会の外交方針を採択した。
【参考】【国際】ICAO総会、国際線への温室効果ガス排出削減制度で画期的な合意。排出権購入を義務化(2016年10月24日)
【参考】【国際】ICAO理事会、国際線の二酸化炭素排出量算出・報告ルールを決定。2019年から導入(2018年7月13日)
2016年のICAOの合意では、20201年以降のオフセットの前提となる二酸化炭素割当量に算定について、基準年を2019年と2020年の平均とすることとなっていたが、新型コロナウイルス・パンデミックの影響で2020年の国際線の二酸化炭素排出量が激減していることから、基準年として不適切と判断。2019年の排出量を基準とすべきとの考えをまとめ、外交方針とする。
ICAOは2020年6月8日から6月26日まで第220回会合を開催。基準年について議論することとなっている。
【参照ページ】Aviation emissions: EU adopts its position on adjusted CORSIA baseline to take account of the consequences of COVID-19 pandemic
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら