香港金融管理局(HKMA)と香港証券先物事務監察委員会(SFC)は5月5日、サステナブルファイナンス推進のための合同委員会「Green and Sustainable Finance Cross-Agency Steering Group」を発足した。官民の関係者で構成し、気候変動ファイナンス戦略を策定する。
今回の委員会は、HKMA、SFCの他、環境保護署、財経事務及庫務局、香港証券取引所、保険業監管局、強制性公積金計画管理局で構成。同日、第1回会合が開催され、香港をグリーンファイナンスやサステナブルファイナンスのアジアの中心、さらには世界の中心とするため、同委員会が政策や市場開発に関する戦略の方向性を固めることで合意した。
具体的な実施内容としては、金融横断でのインパクトを与える政策・規制の調査、政策の調整、テクニカルワーキンググープの発足や専門家やステークホルダーとの協議を通じた業界横断課題への対処、国際潮流の把握、アジアや世界の中心となるための戦略検討、香港の強みの特定を掲げた。
初会合では、規制と市場開発の2つでタスクを設定。早速検討に入る。同委員会では、中国政府が進める広東省・香港・マカオを一帯とした「粤港澳大湾区発展計画」との調整も図る。
【参照ページ】Joint statement on the establishment of the Green and Sustainable Finance Cross-Agency Steering Group
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