世界保健機関(WHO)は1月20日、ホームページ上のQ&Aコーナーの中で電子たばこについての見解を掲載。電子たばこが危険かという質問に対し「有害であり安全でないことは疑う余地はない」「特に若年者の使用には脳に悪影響リスクがある」と明言したことが話題を呼んでいる。
電子たばこについては、英国では厚生当局のPHEが、従来型のたばこより95%安全という見解を表明し、禁煙プログラムの中で電子たばこへの推奨を開始していた。しかしPHEが示した見解の根拠となった調査の資金が、電子たばこ企業から出ていたことがわかり、信憑性に疑念が生まれる事態にもなっている。また、米国でも、電子たばこの安全性については、否定的な政策が州や連邦レベルでも始まっている。
今回のQ&Aでは、電子たばこ喫煙者だけでなく、周辺の人にもニコチン等の有害物質が悪影響を与えることも指摘した。また誤って飲み込んだり、皮膚吸収された場合には、火傷したりニコチン毒が急速に作用するおそれがあるとした。「電子たばこは禁止すべきか」という問いに対しては、「はい」と明確に答えた。
【参照ページ】E-cigarettes: how risky are they?
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