英インペリアル・カレッジ・ビジネス・スクールは3月22日、石油・ガス大手のエネルギー転換戦略の状況を分析した報告書を発表した。欧州の石油メジャーがエネルギー転換の準備を進める一方、米国のメジャーは遅れが出ている。
今回の分析では、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)が提言する4要素「ガバナンス」「戦略」「リスクマネジメント」「指標と目標」に加え「実践」を含めた5つの観点で、エクソンモービル、シェブロン、ロイヤル・ダッチ・シェル、BP、トタル、エクイノール、Eniの7社を対象とした。
分析の結果、トタル、ロイヤル・ダッチ・シェル、エクイノールの欧州勢がいずれの観点でも対応を進めているのに対し、エクソンモービル、シェブロンは非常に対応が遅れていることがわかった。特に「ガバナンス」と「指標と目標」では顕著に差が出た。具体的には、R&Dや設備投資の方向性に表れていた。
【参照ページ】The Strategic Positioning of the Oil and Gas Majors Amidst a Global Energy Transition
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